木力館ブログ

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「元荒川和船まつり」開催について

 9月になり、さいたま市は秋の気配が感じられます。皆様いかがお過ごしですか。

 さて今回は、先日9月4日(日)に岩槻区で開催された「元荒川和船まつり」についてお話し致します。

 「元荒川和船まつり」とは、さいたま市岩槻区の各種団体が集まり実行委員会をつくり、今年初開催したイベントです。

 岩槻区を流れる元荒川は、名前の通りかつての「荒川」本流の川筋で、昭和初期頃までは水運(和船による物流)が盛んに行われていました。岩槻区にある「末田須賀堰」は江戸時代につくられたと言われ、付近には「武蔵第六天神社」をはじめとして、歴史と自然が調和した景観がひろがっております。
 そこで、末田須賀堰とその周辺の魅力を引き出し、岩槻区の新たな観光イベントを行うべく、このたび「元荒川和船まつり」の実行に至りました。

 元荒川和船まつりの模様を1枚。和船の展示です。

 当日は和船(帆掛け船。見沼通船堀の平田舟)展示の他、武蔵第六天神社周辺をめぐる和船乗船体験、さくら草五郎氏による「川文化と歴史の話」、パネル展示、岩槻味めぐり(地元特産品や野菜などの物産市)、アトラクション各種(オカリナ、和太鼓、歌謡ショー、フラダンスなど)、さまざまな催しが行われました。
 船の展示については、見沼通船堀所有の舟(さいたま市教育委員会)をお借りした他、埼玉県知事上田清司氏所有のカヌーも展示させて頂きました。
 和船乗船体験については、戸田の埼玉県漁業組合の方から6人乗り和船3艘と船頭さん、飯能市の名栗カヌー工房さんから8人乗りカヌー2艘をお借りし、一般の方に乗船体験して頂きました。カヌーについては、乗船された方が自らこぐ体験をされ、特にお子さんに大好評でした。

元荒川和船まつりの様子。和船乗船体験です。

       元荒川和船まつりの様子。ブースには「岩槻味めぐり」として岩槻の名産品が並びました。

 私(おやじ)は「元荒川和船まつり実行委員会」総括責任者として今回のイベントに関わらせて頂きましたが、当日は多くの方が見学に訪れ、大盛況でした。台風の接近で一時はイベント開催も危ぶまれましたが、午前中に小雨がぱらついた以外は天候としては特に問題無く、ご来場いただいた皆様にもご好評だった様です。「元荒川和船まつり」を無事開催出来た事に、私(おやじ)もほっとしております。関係者の皆様、そしてご来場頂いた多くの皆様には、この場をお借りして感謝御礼申し上げます。

 これからも、地元岩槻の文化と歴史の継承、そして発展の為に頑張りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

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