4月もなかば、さいたま市内は春本番と言った陽気です。皆様いかがお過ごしですか。
さて、木力館(きりょくかん)そば、末田須賀堰の水門が先日閉まり、元荒川の水位が上がっております。さながら一帯は水郷地帯の様になっております。写真におさめましたので、ご覧ください。
元荒川の末田須賀堰は歴史が古く江戸時代の頃から使われており、末田須賀堰でせき止められた元荒川の水は周辺一帯の農業用水として使われます。
最初期は竹籠に石を詰めたものを多数川に沈めて堰としたそうで、その後幾度とさまざまな改修がなされ、現在の可動式の堰となったと聞いております。現在の堰はコンピューターで制御されており、天候や季節に応じて堰の水位を変化させます。
川の水位が上がる春から夏の終わりにかけての時期は、その情景が水郷地帯を思わせる情緒豊かなものとなり、周辺は観光の名所、そして釣りの名所として、地元、周辺地域の方に愛され続けております。特に武蔵第六天神社は境内の裏手まで川の水がやって来て、素晴らしい景観となります。まさに「岩槻の奥座敷」として楽しめる場所です。
これからの時期、散策やハイキング等にはお勧めのスポットで、地元の方に愛され続けております。
なお本年は新型コロナウイルスの影響もあり外出が制限されておりますが、周辺の方など、軽い散歩やジョギングに末田須賀堰の周囲を訪れる方も見られます。
機会が有りましたら、ぜひ末田須賀堰の大きさを、そして周辺の遊歩道や元荒川桜堤などをご覧になってはいかがでしょうか。