木力館ブログ

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完成した板塀の魅力について

 3月もなかば、日に日に暖かさが増し、春の予感が感じられます。
 
 さて、先日木力館ホームページでもお伝えしましたが、木力館脇のスペースにて板塀を5種類造り、完成しました。
 完成からおよそ1ヶ月程経ちましたが、施工後木の色合いも落ち着いて来て、風情ある感じになって参りました。
 それぞれ、写真に収めましたのでご覧下さい。

角連子入板塀(かくれんじいりいたべい)

 源氏塀(げんじべい)

 大和打板塀(やまとうちいたべい)

 透塀(すかしべい)

   笠木板塀(かさぎいたべい)

 今回造った塀は、上の画像から、角連子入板塀(かくれんじいりいたべい)、源氏塀(げんじべい)、大和打板塀(やまとうちいたべい)、透塀(すかしべい)、笠木板塀(かさぎいたべい)の5種類となっております。

 先日のブログでも触れましたが、同じ名前の塀でも、地域や使う場所等によって若干造りが違うようです。しかし木力館では、これらのサンプルとして実物をつくり、来館した皆様にご覧頂ければと思っております。

 今はまだ板材の鮮やかな色合いが残っておりますが、そのうち風雨や日光等に晒され、次第に良い風合いになっていくと思います。この緩やかな色合いの変化こそ無垢材(天然乾燥の材)・自然素材の特徴であり、また魅力的なものだと思います。ただ色褪せるだけではなく、年月を経た風合いの落ち着きとも言いますか、この良さは昔から木の文化に慣れ親しんできた日本人の心にうったえかけるものが有ると思います。
 例えば、古い神社や仏閣、古民家など、これらが醸し出す落ち着いた風合いもまた素晴らしい魅力のひとつです。皆様も神社やお寺へお参りに行かれた際は、建物や建具に使われている木に注目してみると面白い発見が有るかと思います。

 木力館としても、完成した塀を見続け、風合いの変化など、観察していきたいと思っております。
 木力館は毎日元気に開館、皆様のお越しをお待ちしております。本物の木を五感で体感できる、全国でも珍しい木の博物館です。家づくりやリフォームに関する相談も無料で受け付けておりますので、ぜひお気軽にご来館ください。

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