2月もなかばですが、皆様いかがお過ごしですか。さいたま市はまだまだ寒さが続くようです。インフルエンザが猛威をふるっているとの事ですので、予防と体調管理には十分にお気を付け下さい。
さて、今回は木力館(きりょくかん)の壁についてお話し致します。
ご存じの通り、木力館は「木の博物館」であり、同時に「木のモデルハウス」でもあります。天然乾燥の木と自然素材をふんだんに使い。構造駆体には伝統工法の「通し貫工法」を使い、建物自体が展示物なのです。
その「展示物」たる木力館の内部は、全国各地の銘木をあしらった柱の他、随所に埼玉県産材をふんだんに使っておりますが、来場された皆様が驚かれるもののひとつに、木の壁が有ります。
木力館では、壁板にも工夫を凝らし、同じ木の壁でも張り方や見せ方によってずいぶん印象が変わるということを、それぞれの「張り方」による美しさを実際に見て触れていただくことで、それらの良さを体感して頂いております。
木の樹種ごとの違いはもちろん、壁の張り方もさまざまで、矢羽根張り、市松模様の「うづくり」、縦張り、横張、斜めのクロス張りなど、随所に趣向を凝らした張り方をして、皆様にご覧頂いております。これも「木のモデルハウス」木力館ならではの、みどころです。
実際の住宅で使う場合には、部屋の壁面全てを木にすると「ログハウス」っぽくなってしまう場合もありますが、どこか一面だけでも無垢の木の壁にすると、木の豊かさと言いますか、落ち着いた風合いが、心和ませてくれると思います。
また無垢の木はゆるやかな「調湿効果」が有るので、部屋の中の余分な湿気を吸い、湿度が乾燥している時には(木から)吐き出すといった効果も若干ですが期待出来ます。
また無垢の木はゆるやかな「調湿効果」が有るので、部屋の中の余分な湿気を吸い、湿度が乾燥している時には(木から)吐き出すといった効果も若干ですが期待出来ます。
その意味でも、無垢の木、自然素材を使う事は、人にやさしいものだと言えましょう。
木力館は毎日元気に開館、皆様のお越しをお待ちしております。本物の木を五感で体感できますので、お気軽にご来場ください。