いよいよ3月。暦の上ではもう春の筈ですが、今年は寒さがぶり返したりと、なかなかつらい日が続きます。皆様いかがお過ごしですか。
さて、木力館脇の梅が見頃を迎えました。写真に収めましたのでご覧下さい。
今年は梅の開花が昨年よりも2週間程遅れておりましたが、この数日の陽気で一気に開花し、見頃となりました。淡く甘い香りが辺りにほのかに漂い、風情ある情景となっております。
さて、昨年もお話ししましたが、梅の花の香り、皆様はご存知ですか? ご自宅に梅があるお宅や、この時期に梅の公園に行かれる方はご存知とは思いますが、そうでない方は、「梅の花の香り」と文章やことばで言われても、なかなかピンとこないのではと思います。
館長の私(材木屋のおやじ)はこれまで何度もお話ししておりますが、香りと言うものは、(余程身近な存在で、しかも皆が嗅ぎ慣れたものでなければ)文章やことば、写真だけで表現するのは大変難しいと考えます。
例えばの話ですが、これまで見た事も食べた事もない未知の料理を初めて食べたとき、その味や香りを、文章やことばだけで正確に相手に伝える事は出来ますか? と館長の私(材木屋のおやじ)は説明しております。
例えばの話ですが、これまで見た事も食べた事もない未知の料理を初めて食べたとき、その味や香りを、文章やことばだけで正確に相手に伝える事は出来ますか? と館長の私(材木屋のおやじ)は説明しております。
話は梅の花の香りに戻りますが、梅の品種によっても、香りは微妙に違うそうです。濃い甘さの香りもあれば、ふんわり柔らかい香りもある、と言う話です。但し、こう文章で表現しても、「濃い甘さってどんな?」「ふんわり柔らかいとは?」と疑問に思われる方も多いと思います。これらもやはり、ご自身で体感してみないと香りの違いは分かりません。ことばや文章では、伝えられる事に限度があるのです。
この時期は各地の公園や梅林等で、さまざまな品種の梅の花、そして香りを楽しむことができます。昔は桜よりも梅が珍重されたとも聞きます。ぜひ皆様も梅の香りをご自身で体感・体験して頂ければと思います。
木力館は毎日元気に開館、皆様のお越しをお待ちしております。本物の木を五感で体感できる、全国でも珍しい木の博物館です。家づくりやリフォーム・模様替え等に関する相談も無料で受け付けております。百聞は一見に如かず、ぜひお気軽にご来館ください。