まもなく6月、早いものですが皆様いかがお過ごしですか? 雨が降ったり暑くなったりはたまた寒くなったりと、目まぐるしく天気が変わります。こう言う時期こそ、身体を大切に、元気に過ごしたいものですね。
さて、今回は先日5月16日(日)に盛大に開催された「木力館 春の祭典」(木力館5月イベント)について、ご報告いたします。詳細は木力館ホームページにてお伝えする予定ですが、まずはブログにて当日の模様などをご覧頂ければと思います。
意外に知られていない事ですが、埼玉県は数々の住宅用建材の製造が昔から盛んに行われています。例えば上に挙げた和紙、瓦、建具などです。いずれも長い歴史と素晴らしい技術・完成度を誇り、現代の住宅でも「自然志向」の素材として見直されており、取り入れる方も多くなっていると聞きます。
親子木工教室は大盛況でした。お子さんからお父さん・お母さんまでみんなでチャレンジ! 熟練の大工さんがしっかりサポートしましたので安心・安全です。本箱からイスまで、意匠やデザインも自由に、さまざまな作品が作られていきました。もちろん、用意した材料(杉、桧)は全て埼玉県産材です。少しでも皆さんに埼玉県産材に触れて頂きたい私(おやじ)としても嬉しい事です。
スタッフの万全のサポートで安心してチャレンジできます。切った丸太は「お手製コースター」としてお持ち帰り頂きました。
「カンナがけは腕じゃなくて腰に力を入れて」と、大工さんのアドバイス。うまく削れたかな?
お子さんに上にのぼってもらい、2階部分からお菓子をまいてもらいました。今ではこうした伝統的な行事はほとんどされなくなりましたが、私(おやじ)としては、こうした行事は「地域の方々との楽しい交流のひとつ」であると同時に、昔から伝わる家づくりの神事として、後世にも伝えていきたいと思います。
当日の動画はこちらから。
写真は午後の様子で、私(おやじ、左端手前)による「埼玉県の自然と木の話」、一級建築士マツザワ設計事務所の松澤静男氏による「国産材による家づくり」の2本立てで行いました。参加された皆さんは真剣に話に聞き入っていました。日本の森林と自然、国産材、そしてほんものの木の家づくりについて興味をもっていただければ、そしてそれらの一助となれば幸いです。
丸一日かけて行ったイベントでしたが、この他にも、完成して引き渡された新築のお宅への「木力館が推奨する完成現場見学会」も午前と午後の2回行いました。施主さんが住む前の段階での「完成見学会」はさほど珍しいものではありませんが、実際に引き渡された後の「人が生活している」家を見学出来る機会は滅多にないものと思います。家づくりをお考えの方にとっては、貴重な体験だったのではと思います。
今年は木力館オープン4周年記念として盛大に行いましたが、本年も多くの皆様にお越し頂きました。この場を借りて感謝御礼申し上げますと共に、後援を頂いた埼玉県農林公社、秩父広域森林組合、その他関係者の方々には深く御礼申し上げます。
今後も木力館は多くの、そして楽しいイベントを企画しております。今後も木力館にご期待ください! また平日も毎日木力館は開館し、皆様のお越しをお待ちしております。ぜひお気軽にお立ち寄りいただき、国産材の良さ、日本の伝統の技、製品の素晴らしさを体験・体感してください!