全国的に、いよいよ梅雨のシーズンになってきています。沖縄などはもうすぐ梅雨明けだそうですが、関東地方はそろそろ、と言ったところでしょうか。
基本的に、伐採しただけで(せいぜい枝葉を払った程度で)樹皮をはいでない状態、いわゆる「丸太」の場合ですが、これは大抵野ざらしであったり、水に浮かせるなどして貯木しています。この状態ではある程度水に濡れても平気で、むしろ木の持つアクが抜ける効果も有る事は、前にお話しした通りです。
ちなみに、日本全国には海や川沿いに「木場」と言う地名がありますが、これは木材を海路で運搬したり、川の上流の山間地で伐採した木材をそのまま川に流して貯木した場所を指す言葉(の名残)です。
ちなみに、日本全国には海や川沿いに「木場」と言う地名がありますが、これは木材を海路で運搬したり、川の上流の山間地で伐採した木材をそのまま川に流して貯木した場所を指す言葉(の名残)です。
さて、では製材した後はどうするのか? 実際に一例として親会社㈱大忠の現場をお見せしましょう。
また、極力雨水を避ける為に、専用の倉庫に貯木しているものもあります。乾きが良くなる様に風通しをよくしていますので、木の香りが漂い、夏はひんやりと涼しい場所です(写真右)。
この他にも、自然乾燥させる為に丸太や荒く削った状態で野積みしているものも有りますが、いずれもその材や状態に適した状態で保管している事に変わりはありません。これが材木を扱うプロならではの知恵と経験と技と言えます。