館内紹介

木力館内部Inside

木力館1階の画像

木力館1階。六角形の建物のうち5面に窓ガラスがあるのでとても明るいです。
建物全体は伝統の「通し貫(とおしぬき)工法」を用いており、構造躯体(骨組み)には金物等は使っておりません。
そして構造躯体(骨組み)はもちろん、壁や床、窓枠等も全て木でできており、断熱材や新建材といった化学製品は使用しておりません。

建築した館長大槻忠男の「木の良さを知って頂きたい」との思いが前面に溢れております。

木力館の吹き抜け部分の画像

特徴的な、木力館の吹き抜け部分です。
無垢の螺旋階段がアクセントになっている他、化粧の太鼓梁(岩手県産栗材)も良い味わいを出しています。
普段はテーブルを置いて応接スペースとしていますが、毎年、年に1回開催される「木力館演奏会」では即席の音楽ステージとなり、すてきな音楽が館内に響き渡ります。

木力館2階部分の画像

木力館2階部分です。
無垢の螺旋階段を上った先には、全て木でできた柔らかな空間が広がります。
2階スペースは特に埼玉県産材を多く使用しており、「木材の地産地消」を体現する場でもあります。
年に2回、このスペースで講演会を開催する他、団体での来館者にはここで館長の講話や講座が行われます。

木力館2階部分別角度の画像

木力館2階部分を別角度から。
奥のスペースには、木の色見本や文庫サイズのサンプル材が並び、屋久島から掘り起こされた桑の木の根元部分が飾られています。

螺旋階段を2階から見下ろした画像

木力館の螺旋階段を2階部分から。
この螺旋階段のカーブは「曲げた」ものではなく、太い木材からパーツをひとつひとつ熟練の大工の手刻み(のみ・カンナ等の加工)で削り出して作り上げたものです。木力館の魅力のひとつです。

Outside木力館外観

木力館外観の画像

木力館外観。
六角形の木造の建物で、漆喰と木の壁仕上げです。屋根には埼玉県の深谷産の瓦を使い、天窓もついております。
開館から13年以上が経過するも、木の味わいが出ており、風情ある佇まいとなっております。見た目は小さな「木の博物館」ですが、内部には木の情報がぎゅっと詰まっています。

館長コレクション